2024年12月27日 14:06更新
十日町市で女性農業者の課題解決に取り組む「women famers Japan株式会社」が今年度のグッドデザイン賞のグッドデザイン・ベスト100に県内の農業法人として初めて選出され、26日(木)に県庁で花角英世知事に受賞の喜びを伝えました。
グッドデザイン・ベスト100に選ばれたのは中条地区で活動する農業法人women famers Japan、略して「wofa(ウーファ)」です。
ウーファは地元の女性たちが働きやすい農業環境づくりを目指し、女性の農業者を中心にさつまいもの栽培や干し芋などへの加工、販売を行っています。
グッドデザイン・ベスト100は日本デザイン振興会主催のグッドデザイン賞のうち、提案性や可能性など総合的に優れ、高い評価を受けた上位100点を選出するものです。ウ―ファはサツマイモを通して地域コミュニティとビジネスの両輪をまわす仕組みと、女性主体の生産組合を組織して農業の分野で、女性たちの活躍や課題解決に結びつけている仕組みが評価され、5773あった応募の中から今年度のベスト100に選ばれました。
県内の農業法人では初めての受賞で、ウーファの代表取締役 佐藤友美さんなどスタッフ4人がこのほど県庁を訪れ、花角知事に受賞を報告し、商品や事業について説明しました。
花角知事
「県内の若い世代の女性たちが新潟で、自分らしさを自己実現できるような環境を広げたいと思っている。ウーファはその先頭を走っているモデルだと思う」
代表取締役 佐藤友美さん
「どうやったら農業をしながら幸せに稼いで生きていけるか、3年かけて勉強してきた。私達が会社を立ち上げれば幸せな女性農家が増えるのではないかと、ウーファを2021年に設立した。新潟県の土地柄なのか女性が働きにくい所が多い。どのように女性たちが農業で生きていくかを勉強してきた中で、干し芋を作ると決めて活動してきた。上手くいったことや、いかなかったことを多くの女性と共有して、働く女性の幸せが波及していけばいいと思う」
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