2025年03月06日 16:40更新

県立十日町看護専門学校の卒業式が5日（水）に越後妻有文化ホール段十ろうで開かれ、地域医療の道を志す3期生34人が新たな一歩を踏み出しました。

十日町看護専門学校で卒業を迎えたのは男子9人、女子25人の合わせて34人の3期生です。卒業生の多くは着物の町十日町にちなんで袴姿で式に臨み、山﨑理校長から卒業証書を受け取りました。

山﨑校長は「近年看護師が活躍する場の多様化が進み、看護師の役割発揮に対する社会の期待が高まっている。アップデートされた知識や技術を身に付け、一歩ずつ前に進んでください」と卒業生にはなむけの言葉を贈りました。そのあと卒業生を代表して大瀧結愛さんが答辞を述べました。

大瀧結愛さん
「看護技術の習得では上手くできないことも多く、戸惑いや不安を感じることもあったが、3期生の仲間や先生方、家族の支えによって3年間諦めず看護の道を進み続けることができた。仲間と過ごした日々を思い出しながら信頼され、患者の心に寄り添える看護師となれるよう努力する」

卒業生は全員看護師の国家試験を受験し、今月24日に合否が発表されます。卒業生の9割以上が看護師として魚沼地域や県内の病院で働くことが内定しています。

卒業生
「3年間は思ったより短く楽しかった。地域の人の家に泊まらせてもらったり、たくさんいろんなことを学ばせてもらい、この学校で勉強できて良かった。患者から信頼される看護師になれるように頑張る」
「辛いこともあったが楽しい思い出の方が多かった。担任は面倒見がよくいつもやさしくいい先生だった。地域へ貢献できるような看護師になりたい」