2025年03月07日 11:38更新
十日町市身体障がい者福祉センターで絵画や書道写真など創作活動に取り組む6人が日本肢体不自由児協会や県が主催する美術・写真展で優秀な成績を収め、表彰状の伝達式が6日(木)に開かれました。
十日町市身体障がい者センターでは、障がいがある人の創作の場として月に2回、講師が書道や絵画、写真など創作活動を利用者に指導しています。今年1月に東京都文京シビックセンターで開かれた「肢体不自由児・者の美術・デジタル写真展」に利用者の作品を出品したところ、6人が入賞しました。
徳永薫さん作「春のブナ林」
このうち絵画の部門で徳永薫さんの「春のブナ林」が優秀賞に選ばれました。去年に続いての入賞です。作品は松之山の美人林に柔らかい春の木洩れ日が差し込む様子を表現しています。
徳永さんは髄膜炎により右手が不自由になりましたが、絵が好きだったことからセンターで絵画を学ぶようになり、30年以上にわたって創作活動に取り組んできました。
徳永薫さん
「まさか今年も受賞できるとは思わなくてびっくりした、とてもうれしい。木の茂っている感じと春の感じをキレイに描こうと思い、瑞々しくした。色の加減が難しかった。今度はいろいろな動物も描いてみたい」
小栁静枝さん作「ひまわり」
また同じ絵画部門で小栁静枝さんの「ひまわり」が佳作賞に。
村山千枝子さん「突然の雪」
デジタル写真の部では村山千枝子さんの「突然の雪」が銀賞に。
金澤弘一さん作「あなたが一番よ!」
同じくデジタル写真の部では金澤弘一さんの「あなたが一番よ!」が銀賞に。
竹内ハルさん作「波紋」
同じくデジタル写真の部では竹内ハルさんの「波紋」が銅賞に。
阿部友理子さん作「道元禅師の歌」
書の部門では阿部友理子さんの「道元禅師の歌」が佳作に輝きました。
伝達式ではセンターを運営する妻有福祉会の蔵品泰治理事長が「素晴らしい作品ばかり。これからも精進して来年度も楽しみにしています」と受賞者を労い、賞状を贈りました。
佐藤明美さん作「君家住何処」
竹内ハルさん作「僕はここだよ!」
あわせて去年11月の県の障害者芸術文化祭に出品した佐藤明美さんの五言絶句の書「君家住何処」と竹内ハルさんの写真、「僕はここだよ!」が審査員特別賞を受賞し2人に賞状が手渡されました。
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