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宮中取水ダムで田沢小3年生がサケ稚魚2万3000匹を放流 放流数は前年から激減

2025年03月17日 13:43更新

絶対ここまで帰ってきてね!

信濃川の環境を守ろうと十日町市立田沢小学校の3年生が13日(木)、宮中取水ダムのせせらぎ魚道にサケの稚魚2万3000匹を放流しました。

宮中取水ダムでは信濃川の環境を守ろうと、毎年中魚沼漁業協同組合とJR東日本の共同でサケの稚魚が放流されています。

ことしも田沢小学校の3年生34人が参加し、小さい魚がダムの上流と下流を移動するためのせせらぎ魚道に体長約6㎝重さ1.6gほどのほどの稚魚約2万3000匹を放流しました。

 児童
「食べられずに元気に帰ってきてほしい」
「海に行ってまたここに戻ってくると考えるとわが子のようにかわいい。力強く生きて帰ってきてほしい」

漁協によりますと全国的なサケの漁獲量の減少で稚魚の確保にも影響を及ぼしています。これまでは宮中取水ダムで調査用に捕獲されたサケの卵や、村上市の三面川から譲り受けた受精卵を漁協がふ化させていました。

しかし、去年秋に地元で捕獲されたサケは44匹と調査開始から最も少なく、受精卵が用意できなかったほか、同じ状況で三面川や北海道からも提供を受けることができませんでした。中魚沼漁協では清津川上流や魚野川を管理する隣の魚沼漁協組合から稚魚3万匹をなんとか譲り受けて今季の活動に繋げましたが、去年よりも約20万匹少ない放流となりました。

村山徹 組合長
「(サケの遡上は)とにかく信濃川の河川環境保全のバロメーター。例えサケの遡上が1匹になっても、信濃川をサケが遡上できる環境に維持することで、初めて信濃川が川としての機能があることになる。だから稚魚の放流をやめるわけにはいかないし、やめる気もない。今後も一生懸命頑張る」

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