2025年05月31日 09:00更新
全日本少年軟式野球大会の新潟県予選会で十日町市を拠点とする中学生チーム「妻有NEXUS」が創部5年目で初めて優勝しました。チームは全国大会を目指し新潟県代表として、7月に北信越大会に出場します。
「第42回全日本少年軟式野球大会」の北信越ブロック予選会に出場を決めたのは、十日町市・津南町の中学生チーム「妻有NEXUS」です。5月に開かれた全日本の県予選では県内から集まった16チームの中から勝ち上がり、初優勝。北信越大会への切符を手にしました。
島田季亜(3年)
決勝戦では、1点ビハインドで迎えた6回裏の攻撃ツーアウトランナー2塁から5番の3年 島田季亜がレフトオーバ―の3塁打で同点に戻し、その後も相手のミスでランナーがホームに帰って逆転し、残り2回で1点差を守り切って優勝しました。
3年 島田季亜さん
「前日に自分の打ち方を分析したので打てた。嬉しくて鳥肌が止まらなかった。チャンスで打てるように、日ごろから試合を想定したバッティング練習を集中してやっていきたい」
妻有NEXUSは中学校の部活動の地域移行を見据えて4年前に立ち上がったばかりのチームです。結成当初は各学校の部活動をすでに引退した3年生しかいませんでしたが、現在はメンバーが46人になるまで拡大しました。十日町市と津南町の中学1年生から3年生までが所属し、市内の野球場を借りて週末を中心に、週に4日ほど練習に取り組んでいます。
左から:セカンド竹尾豊(3年) ショート小海颯真(3年) サード玉城福太郎(3年)
チームの特徴は相手に得点を与えない守備力です。中でもセカンドの3年竹尾豊、ショートの3年小海颯真、サードの3年玉城福太郎の内野手3人はエラーが少なく、確実にアウトを積み重ねます。
髙橋瑛斗(3年)
そして大黒柱はエースピッチャーの3年髙橋瑛斗。カーブやスライダー、チェンジアップなどの変化球を巧みに使い分け、120㎞後半の決め球のストレートで相手の打ち損じを狙います。
3年 髙橋瑛斗さん
「相手を追い込んだときは厳しいコースを投げれるよう普段練習している。どんどんテンポよくストライクを取って北信越でも勝ちたい」
キャプテン3年 飯塚耀士さん
「平日は夜練習が火曜日と木曜日しかないので大切な3時間を集中してやっている。(県予選の決勝は)初めてのハードオフエコスタジアムだったので緊張したが、投手が1失点で粘り、チャンスでいいバッティングができた。北信越大会での相手は格上だと思うので日々集中して練習に取り組んでいる。打倒星稜中(石川県代表)で倒したい」
第42回全日本少年軟式野球大会北信越ブロック予選会は7月5日から柏崎市で開催され、初戦の相手は長野県代表長野日本大学中学校です。
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