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約13ha広がる森林の枝打ちや材積調査!水沢中学校の学校林作業

2025年06月02日 14:07更新

十日町市立水沢中学校が保有する当間学校林で1日(日)、全校生徒85人が下草刈りや枝打ちなどの環境整備や森林の資源量などを調べる伝統の課外授業が行われました。

学校林作業の課外授業に参加したのは水沢中学校の全校生徒87人です。水沢中学校では教育活動を目的に約70年前から上越国際スキー場当間ゲレンデの隣に広がる13haほどの森林を保有・管理していて、生徒たちが環境を守る整備を行うのが伝統行事となっています。

この日は学年ごとに担当エリアに分かれて、杉の木の余分な下枝を切り落とす「枝打ち」や根の周りの「下草刈り」に汗を流しました。

枝打ちをした3年生
「初めてなので大変です。切るのに力が要るので疲れる。自然の中で作業するのは大変だけど、やりがいはある」

また3年生は、森林全体の資源量を推測するために行う樹木の材積調査に挑戦しました。生徒たちはまず、10m四方で調査区域を設定し、その中に生えている木の本数を数えます。

続いて、それぞれの木の幹の直径と高さを測って区画内の木の合計体積を求めたあと、林全体の面積を掛け合わせて、学校林の樹木の資源量がどれくらいになるか大まかに推測しました。

森林調査をした3年生
「7.25㎥だった。学校林全体だと7250㎥ある。雨だったけどかなり面白かった。職人はもっと早くできると思うのですごい。学校林を次の代に続けていきたい」

佐藤孝幸 校長
「水沢中学校の教育目標が『豊かな心 やり抜く力』。今日は『やり抜く力』を発揮してくれた。自分たちの生まれ育った場所にこういう場所があることを知って、70年以上続く伝統を引き継いでほしい」

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