2025年06月03日 16:43更新
笹山遺跡から出土した火焔型土器の国宝指定を記念して毎年開かれている「笹山じょうもん市」が1日(日)に開かれ、訪れた人たちが縄文時代にちなんだアクティビティやグルメなどを楽しみました。
笹山遺跡は中条地域にある縄文時代中期の集落遺跡で、ここで発掘された火焔型土器は国宝に指定されています。じょうもん市は国宝指定を機にこの笹山遺跡を広くPRしようと地元の有志の人たちが年に一度開いているイベントで、今回で26回目となります。この日の天候はあいにくの雨でしたが、火焔型土器の形をしたみこしを担いで練り歩く恒例のパレードが盛大に行われ、イベントの幕が上がりました。
会場は縄文時代にちなんで、弓矢や火起こし、わら細工などの体験ブースのほか、どんぐりを生地に練り込んだクッキーや、石囲い炉で焼いた川魚などグルメブースが並び、市内外から訪れた約3000人が当時の生活の様子を楽しみました。
火起こし体験をした小学生
「煙は出ても、そこから火になるまではいかなかった。火をおこすことがこんなに大変だとは思わなかった」
また特設ステージでは中条小児童の合唱や、地元のダンスチーム「風のダンサーズ」による縄文時代をイメージした踊りが披露されました。
訪れた人
「縄文時代の生活や生きていくことの大変さがわかった。改めて現代の生活が便利だと感じた」
笹山じょうもん市実行委員長 春川士郎 さん
「雨にもかかわらず、多くの来場があり感激した。地域の人たちが楽しめるイベントでありたいと思っているし、子どもたちが参加していて楽しみ。引き継いでいってほしい」
JCVでは笹山じょうもん市の当日の様子を6月22日(日)からの「JCVスペシャル」で放送します。
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