2025年06月25日 16:19更新
濡れても思い出は錆びません!
創立150周年を迎えた十日町市立田沢小学校で50年前に埋められたタイムカプセルが掘り起こされ、24日(火)に全校児童がそのとき小学生だった地域の人と一緒に当時の資料を振り返りました。
田沢小学校では50年前の1975年に創立100周年を記念して現在の校舎の前庭にある日時計の下にタイムカプセル2個を埋め、創立150周年に開けるよう石碑にメッセージを残していました。
150周年の記念事業実行委員会と学校で開封イベントを企画し、試し掘りをしたところ、カプセルは土ではなく、コンクリート管の中で水没した状態で見つかり、開けてみると中にまで水が浸み込んでいたことが分かりました。
記念事業実行委員 羽鳥良夫さん
「まさかコンクリートの筒の中に入って、水没しているとは思わなかった。なんとか干してたら見られるものが残っていたので良かった」
この日は数日間乾燥させた状態のタイムカプセルと中に入っていた資料が学校の体育館で公開され、全校児童183人のほか、当時小学生だった地域住民も10人ほど駆け付け、懐かしんでいました。
当時の田沢小には児童約360人が在籍していました。タイムカプセルの中には絵画や書道作品作文、写真のほか、児童や教員の声が録音されたカセットテープが残っていました。長らく水に浸かっていたものの、乾燥させると一部が無事に再生できるようになり、みんなで当時の様子に耳を傾けてみました。
4年生
「水浸しで残念だったが昔のものがたくさんってすごかった。習字は今と変わらない感じ、絵も上手だった」
卒業生
「作品は無かったが写真がみつかった。顔が自分ではないみたい。埋めたのは覚えていないが作文は書いたような気がする。この日を待ちに待っていた50年後を楽しみにしていた」
タイムカプセルと中の資料はお盆の8月16日にもう一度展示され、本人への返却も行われます。なお、田沢小の創立150周年記念式典は10月25日に開かれる予定です。
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