2025年08月25日 23:03更新
夏の十日町市街地を鮮やかに彩る、伝統の「十日町おおまつり」が25日(月)に幕を開けました。初日のメイン、大民謡流しと明石万灯は開始直前に突然の雨に見舞われましたが、去年よりも多い参加者・団体で本町通りをにぎやかに盛り上げました。
十日町市街地は夕方から雷鳴が鳴り響き、午後6時30分ごろからは突然の雨に見舞われました。北越鼓笛音楽隊と東一輪車クラブは途中でパフォーマンスを断念するなど、その後の催しの実施も危ぶまれましたが、幸い雨はすぐにあがり、大民謡流しと明石万灯は予定より15分遅れで始めることができました。
民謡流しは去年よりも8団体170人ほど増えて、総勢26団体767人の参加がありました。
きものブレインから参加
「めちゃくちゃ楽しかった!雨も平気!雷も平気!参加してもう20年くらい。この蒸し暑さが最高!コロナも終わって、夏の終わりに楽しい思い出ができました!」
沿道で見守っていた人
「まち全体が盛り上がっているのが空気で感じるし、明かりと踊りとビールと最高に過ごしている。この熱量が何日も続くのはワクワクする。明日、明後日もまた見に来たい」
明石万灯は去年より2団体増え、7団体から約300人が参加しました。コロナ禍で参加が遠ざかっていた葉月會と合併後初参加となる魚沼農業協同組合が復活し、おいよいの威勢の良い掛け声を響かせながら、電飾輝く万灯と共に本町通りを練り歩きました。
葉月會 服部好位さん
「16年前に当時の十日町青年会議所の有志で始めたが、コロナで下火になり終わりだと思った。若い子たちから葉月会を復活してほしいと言われ、新たに十日町の皆さんから協賛いただいて新しく万灯を新調して作った。出発するとき、万灯の飾りがバラバラになったトラブルがあったけど組み直して出て来た。子どもたちに万灯の上に乗ったり、十日町の楽しさを覚えててもらってまた戻って来てもらうことが、葉月會のスタンス」
JA魚沼 山本直樹さん
「去年は万灯できなかったので、ことしやれて最高。おおまつりは雰囲気がいい。雨が降って中止になりそうだったけど、なんとか祭りをやることにができたので十日町の活力にしてもらいたい。JA魚沼として初参加。広域になったので十日町から魚沼・津南・小千谷のみんなに元気を発信して、この地を中心に頑張りたい。おいよい!」
また、おおまつりを盛り上げる、お囃子や芸人を乗せる移動舞台「俄」も各町内で運行がスタートしました。
本町2丁目から寿町方面一帯を仕切る上町俄若衆連中は、午後5時30分ころ寿北公園から高田町方面に出発。お囃子とともに、てっこん棒を使った豪快な舵切で町内を練り歩きながら、市内の舞踊会「水和会」による踊りが地域を盛り上げました。
上町俄若衆連中の男性
「皆さんの熱気で雨も止むので、これからもみんなで盛り上げて頑張りたい。3日間休みをもらっているので燃え尽きたい」
下町、上町、宮下の俄が一同に会する「三俄競演」は、26日(火)午後6時30分からラポート十日町前で行われます。そのあと奉納煙火大会は午後7時30分からです。また日中の午後12時30分から諏訪神社の境内で餅まきが、午後1時からみこし渡御の発輿祭が行われます。
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