2025年10月20日 17:19更新
子ども、子育て世代、高齢者の3世代が交流できる複合施設「アップルとおかまち」が今年で開設から10周年を迎え、記念式典が19日(日)にラポート十日町で開かれました。
「アップルとおかまち」は市の中心市街地活性化基本計画に基づいて2015年9月に開設された5階建てのサービス付き高齢者向け住宅です。1階には老人デイサービスセンターや子育て支援センターが併設されているほか、5階は一般向け住宅となっていて、複数の事業所が連携して運営していくことで、さまざまな世代の人が交流できる複合住宅施設となっています。
また施設の中には交流プラザや多目的室、談話室などもあり、曜日ごとにある入居者同士の交流イベントや食料品の移動販売、クリスマスや節分などの季節のイベントも催されています。
ラポート十日町で開かれた施設の10周年を祝う記念式典には、開設から運営に携わってきた34人が集まりました。参加者は10年間の施設の活動を振り返るスライドを見て、これまでの苦労を互いに分かち合っていました。
アップルとおかまち 初代施設長 星名隆之さん
「私が直接携わったのが10年間のうち最初の3年間だけだったが、当時は本当に入居される方を集めるのが一苦労だった。なかなかサービス付き高齢者住宅というものが市民にはよく分からない時代だったので、周知して入居してもらうのが一番大変だったが、今話を聞くと入居率がだいぶ上昇して90%前後に推移しているようなので一安心している」
施設を運営する株式会社ファイン・テン 村山政文 社長
「ただ住居だけではなく、介護施設があったり、子育ての施設があったり、デイサービスがあったり、それらの連携があって、そういうことが他にない特徴で、うまく連携ができたことが相乗効果になったと思う。非常に充実して楽しく生活してもらっているといろいろな声を聞いている。次の10年20年に向けて事業をしっかり連携をとって、入居者や利用者の皆さんに安心、安全、生活の質の向上を図りつつ、自分たちも経営の質を上げていきたい」
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