2025年10月28日 16:32更新
SDGsの達成や魅力あふれる地域づくりを目標に、十日町市立吉田中学校の生徒が地域の人たちと協力して開くチャリティーイベント「YOSHIDA祭」が26日(日)に開かれ、多くの家族連れで賑わいました。
「YOSHIDA祭」は、吉田中学校の生徒会が中心になって企画・運営するチャリティーイベントです。地域との結びつきを強めようと吉田公民館まつりと一緒に取り組まれるようになって今年で4年目になります。
イベントは訪れた人への接客から無料飲食コーナーでのおもてなし、プログラムの司会進行まですべて中学生が担っています。会場の体育館ではフリーマーケットが行われ、生徒たちのほか、地域から16団体が出展し、日用品やハンドメイドアクセサリーなどが販売されました。
吉田中3年生
「大勢のお客さんが来てくれるので、お客さんのために自分から接客することを心がけて3年間やってきて、自分から前にいくことが苦手だが、自ら声をかける力がついた。吉田中学校にとどまらず、吉田中学校を越えたつながりができるので、もっと地域の人との仲が深まると思う」
ガラス彫刻のワークショップで出店したPTA
「廃ガラスを使ったガラス彫刻だったら、みんなができると思いやることにした。皆さん楽しんでやっていたので成功だと思う」
また、ステージ発表では地域の小学生から大人まで8つのグループが合唱や合奏、ダンスなどを披露し、会場を沸かせました。
生徒会長 植木詩乃さん
「自分たちでおもてなしをする立場で、中学生の数が減ってきているので、シフトなどを組むのも大変だったしクオリティーが下がらないように考えることに苦労した。無料の飲食ブースなどでも、地域の人たちと関わる機会が増えたし、さらに『YOSHIDA祭』を盛り上げることができていると思う」
地域支援員 山口洋樹さん
「(YOSHIDA祭は)吉田の教育ビジョンで『稼ぐ・寄り合う・生み出す』という3つのキーワードを実践する場だと思っている。子どもたちの意見やアイデアを取り入れて常に変化していこうと、大人の意見にも耳を傾けてブラッシュアップしていきたい」
中学校によりますと、YOSHIDA祭の出店料を含めた募金の総額は約4万円となり、ケニアの子どもたちを支援するNGO団体にすべて寄付するということです。
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