2026年01月15日 20:22更新
松之山温泉に伝わる小正月の奇祭「むこ投げ・すみ塗り」が15日(木)に行われました。ことしは地元、松之山湯本の出身者を含む2組の夫婦と一般公募で選ばれた市内在住の1組の夫婦が主役となり、地域の人たちから温かい祝福を受けました。
むこ投げは江戸時代から松之山に伝わる小正月行事で、毎年1月15日に開かれています。よそ者に集落の娘をとられた腹いせに藪入りに訪れた若婿を雪の上に放り投げたのが始まりとされ、現在は新婚の夫婦を祝う風習となっています。
ことしは3組の夫婦が主役となりました。東京都に住む太田巧海さん、今日子さん夫婦は巧海さんが大阪府の出身。今日子さんの実家が松之山温泉街で旅館を営んでいて、まさにむこ投げの起源と同じ状況となりました。
また東京都に住む村山 丈さん、二矢さん夫婦は二矢さんが十日町市重地出身。丈さんが松之山湯本出身で、地元で生まれ育った男として投げられたいと志願しました。
そして十日町市在住で消防士の俵山舜平さんと、エフエムとおかまちに勤めている萌香さんの夫婦は、愛する十日町市で結婚の記念を残したいと一般公募で応募し、11組の中から選ばれました。
むこ投げ会場の薬師堂前は前日に降り積もった新雪が25cm以上になるほど絶好の条件が整いました。
むこ投げのあとは恒例の「すみ塗り」です。3組の夫婦がどんど焼きのやぐらに火をつけ、そこから出た灰と雪を混ぜ合わせて作った墨を会場の全員で顔に塗りあい、互いの無病息災を願いあいました。
太田拓海さん
「松之山の人の温かみがすごい、みんなめちゃくちゃやさしい。受け入れてもらってうれしい。準備も大変だったと思うが体験できてしあわせ」
太田今日子さん 「最高!」
村山丈さん
「これで更なる困難を乗り越えて幸せになりたい」
村山二矢さん
「こんなタイプの人なので楽しそうで良かった」
俵山萌香さん
「地域の人に祝ってもらい最高です。夫婦円満にケンカをしないように広い心をもって受け止めていきたい」
俵山舜平さん
「楽しかった。伝統行事に参加して清々しい。決断力を強く持って楽しい家庭にしていきたい」
松之山温泉組合 島田怜 観光部長
「条件的には最高の婿投げでした。地域の大切な行事なので元気が続く限り伝統を守り、自分たちの子どもたちにつないでいけるように頑張りたい」
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