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十日町ワクワク食堂にトロノキファームが天水米60kg寄贈

2024年01月31日 10:04更新

十日町市松代地域の株式会社トロノキファームが30日(火)、高田町を中心に活動している民間の子ども食堂「十日町ワクワク食堂」に蒲生地区、儀明地区で収穫した無農薬・無肥料の天水米のコシヒカリ60kgを贈りました。

トロノキファームは松代地域の棚田保全を目的に、蒲生地区、儀明地区の約85アールで無農薬・無肥料の天水米栽培に取り組んでいます。また復田プロジェクトとして、国内外からボランティアを募って田植えや稲刈りなどの作業を進め、耕作放棄地となった棚田を復活させる活動にも力を入れています。トロノキファームが地域貢献として、収穫した米を寄贈することは今回が初めてで、市内で活動する子ども食堂が選ばれました。

「十日町ワクワク食堂」は2022年春に市民有志の6事業者で始めた子ども食堂です。ワクワク食堂では中学生以下を対象に、月に1回のペースで、丼ものなどの食事を100円程度の料金で提供しています。提供するメニューも可能な限り地産地消にこだわっています。

これまでに延べ1400食以上を提供し、支援の輪も広がって、現在40組以上の市民・団体が活動に協力しています。さらに、普段はワクワク食堂代表の山田健一会長がオーナーを務める高田町の「ダイニング成ル」で予約制のテイクアウトとして50食分を提供していますが、最近では他の市民団体などと協力して、下条地区や水沢地区でも子ども食堂を開催しています。

過去の十日町ワクワク食堂の様子

この日は、トロノキファーム役員で蒲生地区の区長を務める山岸雅規さんがダイニング成ルを訪れ、山田健一会長に蒲生地区で採れた30kg、儀明地区で採れた30kgの天水米を手渡しました。

トロノキファーム役員 山岸雅規さん
「食を通してみんなが笑ってもらえる、喜んでもらえるのが一番。大人もそれを見たら幸せになれる」

山田健一 会長
「ありがとうしかないし、これを繋げるのが自分たちの役目。色んな人の思いを繋いで、十日町を良くしていきたい。カレーやたれカツ丼など毎回違うメニューを考えているが、おにぎりも良いかも。おいしいごはんを食べれば、子どもたちも幸せになってくれると思う」

十日町ワクワク食堂
■日時:2月25日(日)11:30~12:00
■会場:ダイニング成ル(十日町市高田町1丁目217)
■料金:牛丼 100円
※中学生以下の子どもが対象
※事前の予約が必要、予約限定50食
■申込先:TEL025-750-7755 LINE@111eqjhk

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