2025年02月07日 17:46更新
今シーズン一番の強い寒気の影響で4日(火)から断続的な降雪が続いた中、十日町市は今後も災害の発生が予想されるとして、関口市長を本部長とする豪雪対策本部を7日(金)午前10時に設置しました。
十日町市によりますと今回の寒気の影響で、5日の午前9時までの24時間に観測した降雪深が松之山地区で101cmと最大となりました。また7日までの積雪深で見ると、六箇地区塩ノ又の観測所で368cm、次いで松之山支所の338cm、中条地区枯木又の観測所で325cmとなっています。さらに今冬の降雪深累計で見ると、塩ノ又が1320cm、水沢地区の珠川の観測所で1209cm、枯木又で1205cmとなっています。
また今シーズンの雪による人的被害は死亡2件、重傷4件、軽傷2件の計8件が報告されています。建物被害は非住家の倉庫や納屋で2件、空き家の1件が全壊したということです。このほか倒木や雪崩の報告はありませんが、流雪溝や消雪パイプが雪で詰まって住宅や敷地に流れ込む「水あがり」が4件報告されています。
市では副市長を本部長とする「大雪警戒本部」を5日の午前9時に立ち上げていましたが、指定観測所の平均積雪深が累年平均最大積雪深の267cmに達して今後も災害の発生が予想されるとして、7日午前10時に市長を本部長とする「豪雪対策本部」に防災体制を一段階引き上げました。これに伴い、市では市内5か所の雪捨て場の一般開放をスタートしました。さらに負担軽減として認定外道路除雪事業の補助率の引き上げをしています。
十日町橋右岸の雪捨て場
市では今後、指定観測所の平均積雪深が320cmに達した場合、「豪雪災害対策本部」に体制を強化して、応急対策にあたることにしています。
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