2025年09月09日 11:03更新
十日町市と津南町の小・中学生が夏休みの間に作った発明品や模型、生物の標本などを展示する作品展が、千手中央コミュニティセンターで6日(土)から3日間開かれました。
「発明工夫模型展・生物標本展」は子どもたちに、モノづくりを楽しさや自然への興味を持ってもらおうと、十日町市立理科教育センターが毎年開いています。ことしは十日町市と津南町の小中学生から「発明工夫・模型の部」に430作品、「生物標本の部」に151作品、合わせて581作品が出品されました。
中でも模型の部では、去年に比べて50作品近く出品数が増え、手のひらほどの小型な物から1人では抱えきれない大型な物まで。さらにモチーフも動植物や大地の芸術祭、地域のお祭りの様子など幅広いジャンルの作品が集まりました。
「魚を狙うミサゴ」
こちらは、模型の部で十日町市長賞を受賞した田沢小学校5年村山叶羽さんの作品「魚を狙うミサゴ」です。村山さんは、家庭で多く出た野菜や果物、花の種など捨てる物をいかしたいと考え、自身が好きな鳥をモチーフに作成しました。
十日町市長賞 田沢小学校5年 村山叶羽さん
「今まであまりいい賞を取れなかったが、今回は市長賞が取れてうれしい。もともと鳥が好きだったのと、家の近くに鳥がたくさんいたので鳥にした。1番気を付けたことは、いろいろな種を使ってカラフルにしたこと。見に来た人にはいろいろな角度から見てほしい。いろいろな種を使っているのでほかの角度から見ることによって違う形で見える。来年もいい賞を取れるように頑張りたい」
「6年間ありがとう!思い出の吉田小学校」
こちらは、十日町市議会議長賞を受賞した吉田小学校6年春日風香さんと丸山恵美夏さんが共同制作した「6年間ありがとう!思い出の吉田小学校」です。小学校生活の思い出を1つの作品に凝縮し、グラウンドでの運動会や体育館で伝統の「あすなろ太鼓」を演奏する様子などを再現しました。
「とうふカッター」
発明工夫の部では、津南小学校5年小山莉心さんの「とうふカッター」が十日町織物工業協同組合理事長賞を受賞しました。特徴はワイヤーを使用することで、安全に等間隔でとうふを切ることができ、骨組みに菜箸を使うことで、食器洗い乾燥機にも対応して繰り返し洗って使える点です。小山さんは、料理を手伝う際とうふを上手に切れなかった経験から上手に切るための道具を作りました。
今回入選した作品のうち、「発明工夫と模型の部」は県立自然科学館で10月9日(木)から開かれる県展に、「標本の部」は10月29日(水)から長岡市さいわいプラザで開催される昆虫標本展に出品されます。
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