2025年09月12日 16:22更新
JA魚沼によることしの魚沼コシヒカリの初検査が管内各地で行われています。この夏の猛暑や渇水の影響を受け、1等米の比率は7割余りと平年よりやや低い水準の出だしとなりました。JA魚沼では今月8日の十日町地区を最初に管内の各地区で魚沼コシヒカリの初検査が始まりました。
12日(金)は小千谷基幹営農センターで検査されたのは小千谷市周辺で収穫されたコシヒカリとこがねもち、合わせて約36tです。
検査員は機械で水分量を測ったりピンセットを使ってコメ粒の色をはじめ、割れているものや未熟な粒が無いかなどを目視で確かめていました。
JA魚沼によりますと、魚沼コシヒカリの一等米比率は9月10日現在、管内全体で73.5%と平年より低い割合になっています。一方、この夏は渇水が懸念されたものの8月上旬に降った雨で実入りが始まる出穂期前に持ち直したため、JA魚沼では現在出荷されているコメはある程度粒が整った状態であると見ています。この状態が維持できればこれから徐々に1等米の比率が上がってくるのではないかと期待を寄せています。
経営管理委員会 久賀満 会長
「生産者が水管理や追肥の取組みを一生懸命やってもらった生産者には感謝をしている。今後は刈り遅れが心配。風が吹いて倒伏するとコメの品質が下がってしまうのでそうならないように、できるだけ早く刈り取りをしてもらいたい」
なお、十日町地区では今月8日の初検査から11日までの間で、魚沼コシヒカリの1等米比率は去年より7.4%低い66.6%となっています。
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