2025年09月16日 15:01更新
十日町市中条にある桂公園こどもランドで約50年間地域に親しまれてきた2基具が老朽化で撤去されることになり、感謝の気持ちをこめて遊具にシールを貼ってカラフルに彩るアートイベントが13日(土)から3日間開かれました。
老朽化のため撤去されるのは桂公園こどもランドで昭和48年の開園当初からある「飛行機ジャングルジム」と「サークルラダー」の2基です。2基は公園に残る最も古い遊具ですが、人気があったためメンテナンスを続け、約50年に渡って地域に親しまれてきました。
初日は幼児から小学生までの12組37人の親子がイベントに参加し、これまでの感謝の気持ちを込めて好きな場所にカラフルなシールを貼って遊具を彩りました。
東京都から 子ども
「全部貼り終わった。楽しい」
埼玉県から 子ども
「シールが多すぎて大変!新潟に来るときはいつも(桂公園に)来ている。楽しい」
長岡市から
「子どもは楽しそうにやっていて、2つの遊具が無くなるのは残念だが、また来たい。遊具にシールを貼ることはないので高校生のアイデアだと聞いて驚いた」
このアートイベントを企画したのは公園の活性化について課題研究に取り組む十日町総合高校3年の阿部夏煌さんと村山桜さんの2人です。遊具が撤去される話を聞き、遊具に別れを惜しみつつ、公園に遊びに訪れて楽しんでくれる人を市内外から呼び込もうと、7月から準備を進めてきました。2人は遊具の大きさを測り、直線にすると合計100mになることから、1mにつき100枚のシールを貼ればにぎやかになるだろうと今回、1万枚ものシールを用意しました。
十日町総合高校 探求活動D6班 村山桜さん
「最初はシールではなく、ペイントの予定だったが、お金の面もかかってしまうので、子どもが気軽にできるシールにした。あまり子どもが減らないで、いろいろな場所から来てもらい、楽しめる公園になったらいい」
十日町総合高校 探求活動D6班 阿部夏煌さん
「近々撤去される遊具で最後にたくさんの子どもたちに楽しんでもらえてよかった。今回このイベントを通して、桂公園にまたたくさんの人に来てもらえればいいと思う」
桂公園こどもランドでは「飛行機ジャングルジム」と「サークルラダー」は9月24日頃に撤去を行い、10月中旬に2基の新しい遊具を設置する予定です。
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