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通い農で松代の耕作放棄地再生2年目!ヨ~イ!みんなの棚田の稲刈り

2025年09月18日 11:42更新

十日町市市外に住む人たちが「通い農」として、松代地域の耕作放棄地を再生させ、コメ作りを行うプロジェクト「ヨ~イ!みんなの棚田」の活動が2年目を迎え、13日(土)に約40人が稲刈りをして収穫の喜びを分かち合いました。

稲刈りを行ったのは「ヨ~イ!みんなの棚田」プロジェクトの約40人です。メンバーは普段、関東圏や新潟市など十日町市外に住み、「通い農」として松代で稲作に取り組んでいて、プロジェクトの活動は2年目を迎えました。

去年は松代棚田ハウスの横にある耕作放棄地となっていた広さ700㎡ほどの水田2枚を再生し、減農薬農法に挑戦。今年はさらに土壌分解される農業用マルチフィルムで水田を覆い、田植え後に雑草が茂るのを抑えるなど新たな取り組みも成功し、順調に実りの時期を迎えました。メンバーは収穫の喜びをかみしめながら鎌を使って稲を刈っていきました。

稲を刈り終わったあと、小荒戸集落に移動して稲架掛けも体験しました。

ヨ~イ!みんなの棚田のメンバー
「田んぼは今まで郊外に遊びにいった時に見える風景の一部だった。稲刈りをしてそれが自分事になったのがおもしろい変化」
「ふだんは東京で会社員をしていて、土に触れたり自然に触れたりする機会がないので、会社の人にも声をかけて、みんなにこの体験をしてほしいと思ってやっている」

こうした地元以外の人たちによる「通い農」の活動は少しずつ広がりをみせています。「ヨ~イ!みんなの棚田」は今年から蒲生の棚田で2か所目のコメ作りをスタートさせ、この翌日に稲刈りをしたほか、「学生版通い農」として早稲田大学の「まつだい早稲田じょんのびクラブ」もコメ作りに挑戦し、21日(日)に稲刈りを迎えます。

地域おこし協力隊 星裕方さん
「去年1年目の通い農でいろいろな修正点、反省点、改善点が見つかったが、それをことしはかなり反映して新しい取り組みもできてホッとしている。これがどんどん広がってスピンオフ、スピンアウトするような流れが作れれば、これから棚田が保全されるような動きになってくるのではと思う。来年はさらに色々な要素を加えレベルアップしていきたい」

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