2025年11月17日 16:55更新
市民劇団「かわにし夢きゃらばん」の自主公演「幻楽園」が15日(土)に千手中央コミュニティセンターで上演され、「ブレーメンの音楽隊」を基にして歌やダンスを交えた物語を会場に訪れた約200人が楽しみました。
「かわにし夢きゃらばん」は、川西地域を拠点に20代から80代までの団員で活動する市民劇団です。結成30周年を迎えた今回の公演はグリム童話の「ブレーメンの音楽隊」と「怖がることを覚えるために旅にでた若者」のストーリーを組み合わせた「幻楽園」です。
高齢化などの社会課題を「大人のメルヘン」というタッチで捉え、コミカルに描いた作品となっています。また劇中では、セリフに地元の方言を使ったり、さまざまな時代を感じさせる会話を織りまぜるなど、どの世代にも親しみやすい演出が施されていました。会場は満席になり、ストーリーと役者たちの演技に大人から子どもまで引き込まれていました。
鑑賞した人(地元から)
「ほぼ毎年来ているが、ことしもやっぱり面白いという印象。ことし1年間の時事ネタも入って1年のおさらいみたい。来年もいつもと変わらぬテンポでおもしろいことをやってくれたらいい」
猫役 高橋智恵子さん
「こうやって長く続けられるというのは、お客さんが夢きゃらばんを愛してくれているのと仲間がこうやって一致団結できる力なんだと思う。応援してくれた皆さん、来てくれた客さん、こうやって関わってくれたみんなに感謝している。またあしたから一歩踏み出したい」
かわにし夢きゃらばん 澤口幹夫 代表
「やはり30年は長いようであっという間な気がする。いろんな経験をさせてもらった。自分自身も勉強になることがいっぱいあって毎年芝居を続けていく。中でまた新しい発見、新しい仲間がきたことがすごく今自分の中で財産になっていることがうれしい。1年1年勝負だと思っている。またより一層、来年は期待をしてくれればうれしい」
なおJCVでは、かわにし夢キャラバンの自主公演「幻楽園」の模様を「JCVスペシャル」で12月21日(日)から放送します。
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