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令和8年度産の品質確保に向け 魚沼米生産者集会 これからの稲作は高温対策が当たり前に

2026年03月17日 13:35更新

本格的な稲作シーズンを前に、近年問題となっている高温や水不足などへの対策を学び、魚沼米の品質確保を目指す生産者の集会が12日(木)越後妻有文化ホール段十ろうで開かれました。

生産者集会は令和8年度もブランド米として魚沼コシヒカリの食味や品質を確保し、コメ作りの問題解決に役立ててもらおうとJA魚沼が開いたもので、管内の農業者など約200人が集まりました。

魚沼コシヒカリは去年作られた米の食味ランキングで最高評価の特Aを獲得しています。ほかの県内産が軒並み一つ下のAに留まる中、魚沼産だけは8年連続で特Aを維持しました。

集会では去年の生育状況の振り返り、ことしも異常気象に強い稲づくりを目指すとして、出穂期前に適切な穂肥を行うこと。中干し後も田んぼが湿った状態を保つ「飽水管理」を行うこと。籾を吸って玄米を汚す斑点米カメムシを増やさないために除草や防除を行うことの3点が重点課題として呼びかけられました。

続いて、水田農業を研究している山形大学農学部の客員教授 藤井弘志さんが水稲栽培のリスクと対策について講演しました。

藤井さんは新潟県は土の中のケイ酸や鉄分が不足している傾向を指摘し、水田の老朽化を食い止め高温対策を進めるには土壌の改善が不可欠と話しました。また、4年前から月の平均気温が1~2℃ほど上昇している影響でイネの成長も早まっているとして収穫時期を早めるなど作業計画の見直しも必要と話しました。

「今の時代は初期生育が大事で苗が重要なのと、水田は土でカバーしている作物なので土を考える。前半の気温が上がっているのでスタートダッシュがどうなのか、後半の登熟期が短くなっているので対応できているかの2つが大事。今後は考え方を暑い方向にシフトすると思ってほしい。その上でみなさんが作られている品種が出穂期が前に来ていないか、出穂時期が早くなっているということは作業を早くしないといけない。今までの通りでは収穫が遅れる」

参加者
「今までやってきたことが間違っていなかったと講演を聞いて理解できて良かった」
「昔は補充型でやっていたが、改めて植えつけ本数や密度を増やしてやろうと参考になった。品質を落とさないように安定して提供し、安心して食べてもらえるようなコメを作っていきたい」

JA魚沼経営管理委員会 久賀満会長
「生産的なものをしっかりしていきたい。再度統一して取り組んでいきたい。また来年以降も続けていきたい」

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