2022年10月31日 15:39更新
十日町市民がお酒を飲んだ後に必ず食べるというソウルフード「カルビクッパ」。そのカルビクッパが食べられる店が、十日町市本町5丁目にある「玄海」です。
創業50年を超える焼き肉レストランで、店は階段を上がった2階にあります。
店内はテーブル席と座敷席がありますが、現在はコロナ対策のため一部利用を制限しています。
カルビセット(上)
2,970円(税込)
提供しているカルビは和牛が中心。ハラミやタンも上質のものを仕入れています。提供する前に肉にもみこむタレはより肉の旨みを引き出すように、肉の種類によって使いわけています。焼いた肉を付けるつけダレは、甘みのある昔ながらの味わい。創業以来変わらぬ風味を守り続けています。
創業50年、世代を超えて愛されている玄海は、昼間は家族連れでにぎわい、夜はお酒を飲んだ後に、最後に立ち寄る〆の店として利用されることが多いそうです。その〆の一品として人気なのが、十日町のソウルフードといわれる「カルビクッパ」です。
店長の林さんによれば、創業当時、十日町には遅くまでやっている店がなかったため、ラーメンの代わりにカルビクッパが食べられたのではと話します。
カルビクッパ
891円(税込)
カルビクッパはスープの中にご飯が入った雑炊のような料理で、赤いスープはとても辛そうに見えますが、旨みと甘さも口の中に広がります。
鍋にネギとシイタケ、手作り辛味調味料を入れ、そこにカルビでたっぷりとダシをとったスープを加えて火にかけます。スープが煮立ったら、溶き卵を加えて、ご飯にかけて完成。シンプルだからこそ職人の技が光る一品です。
夜利用するお客さんの、なんと8割がカルビクッパを注文するそうです。焼肉レストランですが、お肉の焼ける音は聞こえず、カルビクッパを頬張るお客さんしかいない……そんな日もあるといいます。コロナ禍前は、1日で多い時には250杯出たことも。現在でも1日平均100杯は提供されています。現在は遅くまで営業していないので、鍋持参でカルビスープのテイクアウトも行っています。こちらは予約が必要です。
店長の林さんは2代目の店主です。カルビクッパの味わいは調味料のちょっとした配合で変わってしまうので、初代の味を守れるように、現在も研究を重ねているということです。
店長 林力也さん
「今まで通り、長くやっていけるように味も変えずにやっていけたらと思います。皆さんに愛されるカルビクッパをこれからも作っていきます。ぜひおこしください」
※料金はすべて取材当時のものです。
店舗情報
玄海
■住所:十日町市本町5
■営業時間:11:30~20:30
■定休日:火曜
■電話:TEL025-757-8681
※駐車場は十日町駅方面から本町通りを進み、玄海の手前にある信号を右手に入った店舗の裏側にあります。
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