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棚田を守る!東京から移住 阿久澤さんを産業観光支援員に任命

2022年10月09日 04:00更新

十日町市松代地区にある「蒲生(かもう)の棚田」を守り、未来への遺産とするため、市は東京都から蒲生に移住した阿久澤剛樹さんを「産業観光支援員」に任命しました。

10月5日

「産業観光支援員」に着任したのは、阿久澤剛樹さん58歳です。阿久澤さんは栃木県出身です。以前は東京都でホテルを経営していました。

十日町市との出会いは13年前、2009年の大地の芸術祭ということで、そのとき初めて松代地区の棚田を訪れました。

阿久澤さん
「第一印象は棚田を初めて見て『とにかくすごい』と。それから何回も農作業の体験に通った。2015年からは東京の新人社員研修を星峠の棚田で毎年やったりした」

その後、阿久澤さんは蒲生の空き家を購入。民宿「トロノキハウス」をオープンし、コロナウイルスの感染拡大を境に移住しました。

 

阿久澤さんは今後、一般社団法人里山プロジェクトの一員として「蒲生(かもう)の棚田」の再生や保全活動、宿泊施設「松代棚田ハウス」を活用した宿泊プランの開発などに取り組みます。

阿久澤さん
「(棚田)コメ作りの生産基盤の価値以上に、多面的な価値がより重要になっている。(今後)棚田の保全活動と有機的につながる宿泊プランを考えたい」

関口市長
「市と阿久澤さんのやりたいこととベクトルが合っている。(制度)活用して、互いに成果を目指して頑張っていきたい」

阿久澤さんの任期は来年3月末までで、その後、1年ごとの更新となり、最長で3年間となっています。

 

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