2022年10月13日 14:40更新
ご当地ヒーローが防犯電話普及に貢献!
長岡市のご当地ヒーロー「トチオンガーセブン」が特殊詐欺の被害を防ごうと11日(火)、十日町警察署のキャンペーンに当たった市民の自宅を訪ねて防犯機能付き電話を手渡しました。
長岡市のご当地ヒーロー「トチオンガーセブン」は新潟県警察の「防犯機能付き電話を買おうぜ大使」を務めています。
この日は、十日町警察署が実施したプレゼントキャンペーンに当選した、小黒沢地区の宮澤裕子さんに電話を手渡しました。
実は宮澤さん、今年の8月、危うく特殊詐欺の被害に遭うところでした。市の職員を名乗る者から自宅に電話があり、その指示にしたがって銀行で振り込もうとした直前、銀行員に話して還付金詐欺だと気づきました。
宮澤裕子さん
「まさか騙されると思ってなかった。ちょうどいいタイミングで応募した。これで安心して電話に出れます」
防犯機能付き電話機は、電話をかけてきた相手に通話が録音されることを伝えたり、相手の名前を訪ねる音声が自動で流れます。また、うっかり不審電話に出てしまっても、ワンタッチで相手を拒否するメッセージが流れて電話を切る機能があります。
今回のキャンペーンは65歳以上の市民を対象に、電話機20台が当たるもので172通の応募がありました。
キャンペーンの電話機は、20台すべてが県建設業協会十日町支部から十日町警察署に寄贈されたものです。十日町警察署によりますと、管内での特殊詐欺による被害は去年4件あり被害総額は430万円でした。今年は9月末現在、すでに3件発生していて、被害額は440万円です。
トチオンガーセブン
「特殊詐欺は親御さんやおじいちゃん、おばあちゃんのやさしい気持ちを利用した悪質な詐欺。トチオンガーセブンはドラマや映画だけでなく、現実世界でもこういった強敵としっかりと立ち向かっていく。これから、もっと防犯電話を普及させていきたい」
十日町警察署 山岸信行署長
「高額なマンションが当たったなど、不審な電話がきている情報が多数寄せられている。この電話は先に録音できる仕組みなので、特殊詐欺防止につながると思う」
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