2022年11月17日 17:28更新
本格的な雪のシーズンを前に十日町市内の市道の除雪に向けた出陣式が17日(木)に松代支所で行われました。
十日町市の冬の市道の除雪は旧市町村単位で作業を請け負う業者の共同企業体で行っています。出陣式はそれぞれの地域を代表して毎年持ち回りで開かれています。今年は松代地域で、地元業者のオペレーターなど、およそ30人が出席しました。
市道除雪は総延長およそ443キロのうち、松代地域は67.8キロ。市が貸し出す除雪車83台のうち13台が充てられるほか、それぞれの業者が持つ車両で除雪に当たります。出陣式で関口市長は十日町市の除雪は県内トップクラスとして「この冬も大変な冬になる覚悟で向かわなければならない。朝早くから夜遅くまで非常に困難な除排雪作業、ことしもひとつよろしくお願い申し上げます」とオペレーターを激励しました。
続いて市の除雪車の鍵と、路上の障害物などを警告するナビシステムで使うGPS端末が共同企業体の代表に手渡されました。
また共同体代表の室野建設、村山一司常務取締役は「市民の立場に立った優しい除雪、卓越した技術力による効率的な作業、法令・作業手順の順守の3つを重点目標とし、無事故・無災害ですこやかな春を迎えられるよう関係者一同力を合わせて取り組みます」と安全宣言を行いました。
市によりますと去年の初出動は12月下旬でした。市道除雪の出動基準は積雪が10センチに達した場合で、早朝7時までに作業を完了させることになっています。昨シーズンの除雪では断続的に雪が降り続いた影響で、オペレーターの休む間がない事態が多く見られたということです。なお市では今年度、業者に支払う除雪基本料の算定見直しを行い、これまでよりおよそ1億円増の10億3500万円としています。
村山さんは「大雪は3年続くといわれていて、今シーズンも同じようになると思うが、オペレーター・助手の体力を気遣いながら除雪を運営していきたい。市民の皆さんには除雪車に近くに寄らない、出したくても道路に雪を出さないよう、危険に注意してほしい」と話しています。
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