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越後まつだい春の陣へ 松代中生徒がコース整備と里山の環境保全

2024年05月03日 18:36更新

コースづくりで学ぶ 里山の生態系!

去年初めて行われた「越後まつだい春の陣トレイルレース」が6月2日(日)に開かれます。2年目の今年は地元 松代中学校がイベント実行委員会と連携することになり、全校生徒がコースの整備に取り組んでいます。

越後まつだい春の陣は松代地域に残る古道を整備して地域活性化につなげるトレイルランニングの大会として、去年初めて開かれました。2回目の今年は6月2日(日)に大会が開かれます。実行委員会では、大会を通じて子どもたちの環境意識を高めてほしいと地元の松代中学校と連携し、全校生徒がコースの整備や当日の運営に参加することになりました。

大会実行委員長 新坂志保里さん
「大会当日だけ生徒がスタッフとして関わるよりも、大会の制作から関わっていたほうが自分たちが作った大会だと実感できるのではないかと思って準備段階から関わってもらうことにした。自然界で学べることはすごくたくさんある。みんなを自然の中に連れて行って一緒に活動していき、里山がどういう地域なのか人の手が入ることによって、どうやって生物が多様になってきたのかというのを学べたら、生徒の好奇心につながっていけるのではないかと思っている」

2日(木)は、3年生24人が全長25㎞のコース終盤、松之山大荒戸集落で古道の整備に汗を流しました。

これは「エコスタック」です。集めた落ち葉や木の枝などを1か所に積んで堆肥にすることで、様々な生き物の住みかとなり、里山の生態系の保全につながります。

生徒たちは、木の枝で柵を作りながら落ち葉を1か所に集め、約2時間かけてエコスタックを仕上げました。

3年生
「木を拾ってくる時や草を運ぶ時が大変。最初よりだいぶきれいになって結構したなと思った。最初よりも歩きやすくなっていい感じ。松代に観光客がたくさん来てもらえるように頑張りたい」

3年生
「すごくきれいなものが出来て動物たちも喜ぶんじゃないかと思った。個人では地域に関わるということはあまりないので、クラス全体や学校でやるのはとてもやりやすいし楽しいと思った。春の陣には外国や全国から選手が来ると思うので『松代の人は温かいんだぞ』と、見せつけられるように頑張りたい」 

今後大会当日までの間、松代中学校の1・2年生もコース整備とエコスタックづくりを行うほか、地域内外のボランティアが毎週コース整備を行っていきます。大会で出た収益は、環境保全や子どもたちの教育活動に活用されます。

なお大会のエントリーは5月15日(水)まで受け付けています。詳しくは越後まつだい春の陣のホームページをご覧ください。

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