2024年06月24日 13:41更新
棚田に映る満月を楽しむ観月会「田毎の月」が十日町市飛渡地区の三ツ山集落で21日(金)から2日間にわたって開かれ、幻想的な風景を堪能しようと約160人が里山に集まりました。2日目には会場の展望台で飛渡第一小学校の児童による昔語りも披露されました。
田毎の月は田植えが終わった棚田の水面に映りこむ満月を楽しむ観月会です。三ツ山集落で明治20年ごろから始まったと言われていて、現在は地元有志の「田毎の月を守る会」が運営や山道の整備を担っています。今年は2日間で県内外から延べ約160人が訪れ、ふもとから15分ほどかけて急こう配の山道を登り、展望台を目指しました。初日は日中に雨が降ったものの、午後7時ころには雲が晴れて、6月の満月「ストロベリームーン」が棚田の水面に浮かび上がりました。
市内から
「徐々に月が上がっていって、場所によって全然違う光りかたをしていれきれいだった。来年も機会があれば来てみたい」
群馬県から
「今回で3回目。こんなに月が上がったところから見られたのは初めてで感動。3度目の正直で最高だった。皆さんで月をめでて、幸せな時間だった。ずっと地域のみなさんが一生懸命守って道を整備してくれてありがたい」
一方、2日目はあいにくの曇りで満月は見えませんでしたが、飛渡第一小学校による「田毎の月の昔語り」が展望台で初めて披露されました。全校児童11人が田毎の月が始まった起源やイベントが一度途絶え、復活した経緯を物語にアレンジして方言を交えて紹介しました。
飛渡第一小学校6年生
「月が出なくてさみしいが、田毎の月で発表して、色々な人に知ってもらえてうれしい。この歴史を知ってもらって県外の人など、たくさんの人に来てもらえるとうれしい」
田毎の月を守る会 大津敏和 会長
「春の農作業で忙しい中、なんとか集落を挙げて頑張っている。田毎の月で見に来た人が楽しんでくれて、月が出た瞬間の歓声がすごくうれしかった。集落の人と通勤で農業をしている8人で三ツ山集落の棚田を守っている。先祖が残してくれた水と棚田、田毎の月を人数が少なくなって弱音を吐きつつあるが、これからも頑張っていきたい」
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