2024年07月05日 10:11更新
いじめを無くすには一人ひとりが自分らしく自信を持つこと
県教育委員会主催のいじめ見逃しゼロキャラバンの講演会が4日(木)に十日町市立中条中学校で開かれ、タレントの今井美穂さんが幼いころに嫌がらせを受けた経験を子どもたちに語りました。
講演したのは第29代「ミス十日町雪まつり」にも選ばれた見附市出身の地域活性化モデルでタレントの今井美穂さんです。今井さんは中条中学校の全校生徒120人を前に「自分らしく幸せに生きる」と題して、自身の経験といじめ防止について話しました。
今井さんは小学5年生のとき、1年間で身長が13㎝伸びました。このとき男子より背が高くなったことで周りから身長に関わるあだ名を付けられ、男子を背負って校内を歩かされるなどの嫌がらせを受けたということです。当時は周りから嫌われたくないと思い、嫌だと言い出す勇気がなかっただけでなく、嫌な気持ちを友人や先生、両親にも打ち明けられなかったことが、現在も今井さんの苦い思い出として残っているということです。
そのうえで自分にないものを他の人が持っていて羨ましいと思うなど、比べてしまうことがいじめの始まりにつながると今井さんは話し、自分に劣等感を持たず、色々なことにチャレンジしてほしいと中学生にメッセージを送りました。
3年生
「自分だけでは解決できないことを友だちと協力して劣等感を無くせるようにできたらいい」
「自信が持てれば 相手から何か奪うような行動をしなくなると思う。いじめが無い楽しい学校生活がいい」
今井美穂 さん
「良い子は自分の気持ちを我慢する子も多いと思ったので、堂々と自分や友だちを尊重できるような楽しい学校生活を送ってほしい」
Copyright (C) 2024 十日町タウン情報 All rights reserved.