2024年08月30日 10:32更新

十日町地域消防署南分署で、救急車に積載する救急用薬剤「アドレナリン」1本が紛失したことが29日（木）に分かりました。消防本部では薬剤を発見した際は、開封せずに本部警防課救急室まで連絡するよう呼び掛けています。

消防本部によりますと、8月26日（月）の午前9時30分、南分署の救急自動車点検のときに、通常10本積載している「アドレナリン注0.1％シリンジ（1ml）」が9本しかないことが分かり、薬剤管理表や資機材在庫状況から1本紛失していることが確認されました。消防では現在も捜索していますが、発見には至っていません。アドレナリンは医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保に関する法律で劇薬に指定されていて、救急車積載数を毎朝点検するとともに心配停止事案等の出動後にも確認することとされています。

消防本部では27日(火）に十日町警察署に紛失届を提出するとともに、本部管内の救急用薬剤の緊急点検を実施して、取扱いや管理の徹底を指示しています。服部勝志消防長は「この度は、救急用薬剤アドレナリンを紛失していまい大変申し訳ありません。紛失したアドレナリンにつきましては、引き続き所在を確認するとともに、今後このようなことがないよう物品の管理をより徹底し再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

見つけた場合は十日町地域消防本部警防課救急室（025-757-1558）までご連絡ください。