2024年10月22日 16:10更新
十日町市内にある空き家の増加を抑え、利活用を進めていこうと全国空き家アドバイザー協議会の新潟県十日町支部が発足し、設立総会が21日(月)に開かれました。
新たに発足したのは、全国空き家アドバイザー協議会新潟県十日町支部です。協議会は各地域の建築業や不動産業、解体業などの専門家によって構成され、行政や民間と連携しながら空き家の利活用や増加の抑制、適切な解体除去などを促す組織です。十日町支部は長岡、柏崎、阿賀に次いで県内4番目の支部として立ち上がり、この日はラポート十日町で設立総会が開かれました。
十日町支部の会員は1級建築士や宅地建物取引士、行政書士など市内で活動する11人で構成され、支部長には県内でICTコンサルティングを手掛ける柳十四男さんが就任しました。
十日町市によりますと、市内で使われなくなった空き家は令和2年4月時点で810戸にのぼりました。一方、市内に移住を考えている人に向けて、売却や賃貸可能な空き家情報を提供する市の「空き家バンク」制度には、今年9月末時点で125件の登録がある中、半数以上となる86戸が成約されていて、利活用に向けた動きが進んでいます。
協議会十日町支部では、これから本格的に市や民間会社・団体と連携を呼びかけ、空き家を活用した地域の活性化を目指していくとしています。
柳 十四男 支部長
「団体を立ち上げ、コアな部分ができたのでこれから賛同してもらえる人を実働部隊として集めて、今後魅力ある地域にしたい」
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