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ブルツ新坂志保理さんが地域おこし協力隊を退任 松代に定住し「春の陣」などの発展に尽力

2024年11月29日 16:41更新

松代地域のミッション型の地域おこし協力隊として活動していたブルツ新坂志保里さんが11月末で任期満了を迎え、退任となりました。今後も地域に残り、自身が立ち上げたトレイルランニングの大会「越後まつだい春の陣」の運営などに関わっていきます。

地域おこし協力隊を退任するのは、東京都出身のブルツ新坂志保里さんです。新坂さんは松代地域の関係人口の拡大を目的としたミッション型の隊員として、令和3年の12月から活動してきました。

中でも去年6月に初開催となった松代地域に残る「古道」をコースとして再整備したトレイルランニングの大会「越後まつだい春の陣」の企画の中心となり、里山保全とスポーツを融合させて、インバウンドの取り込みや地域活性化に取り組んできました。この活動は県内外からも高く評価され、「スポーツ文化ツーリズムアワード」や「新潟女性活躍アワード」など多くの賞を受賞しました。

ブルツ新坂 志保里さん
「私もそこまで大きなイベントを作ったことがなかったので、手探り状態の中から始めたことは本当にどれもが大変だった。最初1人でやっていたことを協力してくれる人が増えて、輪が繋がっていき、大会はできたので、1人だったらできなかったイベントだと思う。アワードなどを取ることによって全国的に十日町市松代っていう名前が出るので地域の魅力を発信するにはすごく役立ったと思っている」

27日(水)に、十日町市役所で開かれた退任報告会で新坂さんは関口市長に3年間の成果を報告しました。新坂さんは退任後も松代地域に定住し自身が立ち上げた一般社団法人「Collective Community」の代表として「春の陣」などの活動をさらに発展させていく考えです。

ブルツ新坂 志保里さん
「地域の人たちが作り上げている集落の環境がすごく住みやすくて、夫も私もこの地域に住んでいきたいという思いが3年間で強くなってきた。生活の中の知恵などを学ばなければいけないと思うので、この地域が蓄えてきた生活の知恵を私も見つけていけたらと思っている。十日町市の受け入れ体制というか、その地域の人たちが外から来た人間を受け入れてくれる懐の深さが他の地域よりも大きいのではないかと感じている」

なお、新坂さんが市内に定住することで、歴代の地域おこし協力隊の定住者は63人になり、定住率は73.3%になりました。

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