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実践女子大学の学生が松之山の空き店舗を活用してマルシェを開催

2025年09月25日 17:13更新

関係人口の拡大を目指して、十日町市と包括連携協定を結んだ東京都にある私立実践女子大学の学生が、松之山郵便局前の空き店舗を活用して様々な世代が交流するマルシェを22日(月)に開きました。今回はプレイベントとして、本番は11月1日(土)に開催されます。

マルシェが設けられたのは、グリーン大海が山菜販売の直売所として使っていた松之山郵便局前にある空き店舗の軒先です。

実践女子大学では須賀由紀子教授の研究グループが2015年から毎年、松之山布川地区を訪れていて、田植えや稲刈り、地域の祭りなどを通じて地域の人たちと交流を育んできたことをきっかけに、去年十日町市と包括連携協定を結びました。

今年度は総務省の実証事業、ふるさとみらいカレッジの支援も受け、交流人口を増やす活動をさらに拡げます。その一つが空き店舗を活用したマルシェの展開です。学生の目線を生かして松之山中心部で賑わいを生み出し、地域の人たちのお茶飲み場となる拠点づくりを目指します。

実践女子大学3年生 林 亜子さん
「人が集まる場所がここになかったのがこの地域の課題だと思っている。今回この場所を作って、私たちが発信していくことが大切だと思う。発信することで地域外の人にも知ってもらい、来てもらうきっかけにしたい」 

今回はそのプレイベントとして実践女子大学の活動を深く知ってもらおうとミニマルシェが催され、7月から準備をしてきた学生10人が地元の人や観光客をもてなしました。

会場ではこれまでの活動記録や、学生たちが考案した松之山をテーマにしたキャラクターのうちわが展示されたほか、観光客に向けてゆかりのある布川地区で作られた米や手ぬぐいの販売。また松之山で暮らす人に向けては日頃馴染みのない学生たちの出身地の銘菓やキャンパスがある東京都日野市のクラフトビールがふるまわれ、賑わいを見せていました。

地域コーディネーター 小野塚 建治さん
「学生らしい華やかなにぎわいを作ってくれれば。こういうにぎわいをやっていることを皆さんに見てもらえれば何かいいきっかけ作りになると期待している」

マルシェの本番は今年度11月1日(土)を予定していて、大学では来年度以降も引き続き、 地域と連携して空き店舗を活用した賑わいづくりを目指します。

実践女子大学3年生 今井 希美さん
「高齢者から子どもまで来てもらえて、人がいるだけで明るくてにぎわいが作れて安心している。後輩に引き継ぎをしてここに来たいという動機作りをゼミ活動内でやっていき、自分たちも卒業したら遊びに来たり、足を運んで一緒に作っていくゼミ活動外でも続けていく。関係人口につながるがそういう環境を自分たちから作っていきたい」

実践女子大学 須賀由紀子 教授
「地域の人たちにとって、ここで何かやっていると注目してもらえる場所になるといい。我々が来なくても、地域で何かできる場所や、ここに寄ってみようと拠り所のような場所として育てていってもらえるとうれしい」

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