2026年06月30日 11:17更新
大地の芸術祭実行委員会が25日(木)に開かれ、来年開かれる第10回展のコンセプトや進捗が報告されました。第10回展は来年7月17日に開幕し、85日間の会期にわたって開かれます。
大地の芸術祭は3年ごとに十日町市と津南町の里山を舞台に開かれる芸術の祭典で、1999年に始まり、来年で第10回の節目を迎えます。その開催まで約1年に迫る中で開かれた実行委員会では、総合ディレクターの北川フラムさんから最新のコンセプトや作品の構想が発表されました。
第10回展の会期は来年の7月17日から11月7日までで、火曜日と水曜日を除いた85日間に渡って開かれます。キャッチコピーを「雪と生きる。大地に遊ぶ。3年に1度の自然と農業・食・美術と遊びの祝祭」とし、美術を入り口に里山の文化や暮らし、自然、食などを発信する、美術イベントを目指すとしています。
作品については、10以上の既存作品をリメイクするほか、中里地域のショッピングセンター「ユーモール」に新たな作品拠点の設置。また、戦時中のウクライナ出身の作家、ニキータ・カダンによるウクライナ企画展など、新たな構想が北川さんから語られました。
作品の数は200以上の既存作品に加えて、50以上の新作を予定していて、ことし秋の正式発表に向けて作家と調整を進めているということです。
さらに第10回展の進行とは別にこれまでの30年で関わりのあった企業や財団、国の機関を巻き込み、来場者の呼び込みや将来的に越後妻有に関わり続ける仕組みづくりを行うプロジェクトの立ち上げも発表されました。このプロジェクトでは2021年まで開かれていた「越後妻有 雪花火」を来年2月に復活させる予定です。
総合ディレクター 北川フラムさん
「今までの作品をリニューアルした作品が非常に増える。いい作家がこの場所に来て、場所に合った、場所から学んだ作品をつくるというコンセプトは変わらない。ただアートを見るだけではなく、その土地に手を入れて棚田もやりながら、作品も作りメンテナンスする総合的な関わり方に入っていく。それをリードするのは地域の人たちで、地域を理解して地域の人たちが誇りを持ちながらつないでいく。ようやく『アートをきっかけに』と望む形に入りはじめた」
一方、令和7年度から3か年の予算は、去年の実行委員会で発表された当初案より1億円増額され、第9回展と同規模の6億円となったことが報告されました。あわせて、作品鑑賞パスポートは前売りが4000円、当日が5000円で販売されることになりました。なお、今回から芸術祭関連施設はすべてパスポートで入場できる使用に切り替え、パスポートで割引する運用は廃止となります。
実行委員長 関口芳史 市長
「地域の皆さんから引き続き、大地の芸術祭に対する理解と協力をお願いすると共に、ぜひ我々の大切な大地の芸術祭を活用してもらって地域づくりをしてもらいたい」
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