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明石の湯改修 附帯決議を配慮した実施設計が示される

2023年08月23日 17:37更新

市議会6月定例会で附帯決議が付いた明石の湯の改修計画について、十日町市は市議会の意見を反映した、工事の実施設計を18日(金)の産業建設常任委員会で示しました。

十日町市が6月議会で提案した明石の湯の改修計画では、老朽化しているメインボイラー1基をエネルギー効率の良い新型ボイラーに入れ替えてコスト軽減をはかります。

さらにこれまでエントランスと厨房があった場所を改修し、イベントや作品展示などに活用できるスペースを作って、キナーレの回廊棟エリアから土足のままアクセスできるようにする計画でした。

これに対し市議会は、計画案を賛成多数で可決したものの、改修後も飲食ができる憩いの場所として休憩室や個室のほか、キッズルームを確保するよう附帯決議を付けた経緯があります。今回新たに示された改修の実施設計では、休憩室とキッズルームは既存の場所が引き続き利用されるほか、廊下から休憩室への出入り口に手すりが新たに設けられることになりました。

また、現在の仮眠室は個室利用が可能な多目的室に変わります。これまで和室などがあった場所はエントランスホールからアクセスできる多目的室として芸術作品の展示やワークショップスペースになります。和室の隣にあった厨房は撤去され、ケータリングの受け渡し場所として新たに給湯室が設けられる計画です。

改修工事はまもなく着手され10月末までに完了し、11月初旬に明石の湯の営業が再開されるスケジュールです。しかし、工事資材の納入状況によって工期がずれこむ恐れもあるということです。

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