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行方不明高齢者を救出 松代のダイワ電気工事の3人に感謝状

2024年02月14日 18:25更新

4回の声掛け 最後は間一髪!

行方不明になっていた70代男性が運転する乗用車が、国道353号線の崖から落ちそうになっているのを発見し、救出したとして松代地域のダイワ電気工事株式会社の3人に9日(金)、警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのはダイワ電気工事株式会社の古田島周二さん、田辺謙一さん、小山勝正さんの3人です。

1月25日の午前3時頃、田辺さんと小山さんが国道353号線の松代、小貫集落を柏崎方面に向かって道路除雪していたところ、70代の男性が運転する車が道をふさぐように停まっているのを見つけました。この時の松代の積雪は70cmほど。吹雪の中で2人は男性に声をかけて車の周りを除雪し、車の向きを変える手助けをしました。

2人は男性と別れた後、除雪業務を終えて会社に戻ろうとすると、今度は別の場所で同じように道路をふさぐ男性の車を発見し、再び手助けをしました。その後田辺さんは自宅に戻りましたが、男性のことが心配になり、午前9時頃にもう一度様子を見に国道に戻りました。すると、車が雪壁にぶつかって、外に出られなくなっている男性を見つけました。

田辺さんは会社の古田島さんに助けを求めて連絡しました。古田島さんが現場に到着する間に男性の車はまた別の場所に移動し、車の片側の前輪が道路からはみ出し、崖下に落ちる寸前の状態でした。

この時、男性は薄着の状態で外に立っていたため、古田島さんが声をかけましたが会話が成り立たず、松代交番に通報し男性を保護しました。この男性は、家族が行方を捜していたということです。ダイワ電気工事のスタッフが最初に声をかけてから警察が現場に着くまでに8時間ほど、男性は山道の353号線を彷徨っていました。

ダイワ電気工事株式会社 田辺謙一さん
「353号線は勾配も急で、崖がいっぱいあって、おじいちゃんも崖に何回もぶつけていて危ないな、このままだと一人で帰れないだろうなと思っていた。もう一歩間違えばというところまでいってびっくりしたが、おじいちゃんにケガはなく、ほっとしている」

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