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「からくれなゐに水くくるとは」武道館で百人一首を楽しむ会

2024年02月27日 15:10更新

着物の産地でちはやぶる!

十日町市武道館で「百人一首を楽しむ会」が24日(日)開かれ、子どもから大人まで市内外から参加した28人が日本の伝統文化に親しみました。

短歌の上の句を聞いて、対となる下の句が書かれた札を相手より先に取り合う小倉百人一首。この催しは市内の有志でつくる「百人一首 万葉の会」が、世代の垣根を越えて日本の伝統文化に親しんでほしいと毎年開いていて、今回で17回目になります。

百人一首 万葉の会 井口カズ子 会長
「十日町は和の文化がたくさんあるが、百人一首はなかなかなかったので広めて欲しいと思い始めた。先に取られると悔しがって手をたたく場面もあるし、和気あいあいとしている」

この日は、十日町市武道館の柔道場に市内外から28人が集まりました。競技かるたのルールは一対一でそれぞれが無作為に選んだ25枚を互いの陣地に並べて競いますが、今回はレクリエーションということで、年代別に3人から4人のグループに分かれ、100枚すべての取り札を並べて対戦しました。

ベテランもいましたが、参加者はできる限り札を暗記して試合に臨み、読み札の一文字目に耳を澄ませました。

小学1年生
「初めて参加して50枚取れた。家でたくさん練習して頑張って60枚取りたい」

大学3年生
「大学に入ってから競技かるたを始めた。地元でやっているのを知らなかったので、あることを知って楽しんでいる。大きな大会を開いてくれたらうれしい」

地元の参加者
「今日は10枚目標で22枚取れたので孫に自慢できる。いい会を続けてもらっているので感謝している」

百人一首 万葉の会 井口カズ子 会長
「子どもたちは、これから大きくなっていく時にこの文化にも親しんでいってほしい。大人は頭や体の体操、そして仲間作りで役に立っている。着物文化と短歌の世界がつながるのが1番いい。百人一首の火を消さないでやっていきたい」 

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