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障がい者の全国美術展で厚生労働大臣賞 受賞者の表彰状伝達式

2024年03月13日 15:04更新

十日町市身体障がい者福祉センターで絵画や写真、書道など創作活動に取り組む7人が全国規模の美術展や県の文化祭で優秀な成績を収め、表彰状の伝達式が12日(火)、十日町市身体障がい者福祉センターで開かれました。このうち、徳永薫さんの絵画は厚生労働大臣賞に選ばれています。

十日町市障がい者福祉センターでは、障がいのある人の創作の場として月に2回、講師が書道や絵画、写真などの文化活動を指導しています。去年12月に東京芸術劇場で開かれた「肢体不自由児・者の美術/デジタル写真展」に出品したところ、利用者のうち見事5人が入賞しました。

厚生労働大臣賞:徳永薫さん「しとめる」

絵画部門で最高賞の厚生労働大臣賞を受賞したのは、徳永薫さんの「しとめる」です。作品は川魚を仕留めたタカが翼を広げて飛び上がる瞬間が描かれています。徳永さんは幼い時に髄膜炎にかかり、右手が不自由になりましたが、絵が好きだったことからセンターの指導を受けるようになり、30年以上に渡って創作を続けています。

徳永薫さん
「びっくりした。なぜ私の絵が受賞したかわからなかった。モデルになった写真で見つけた時、見た感じが良いと思い、そのまま描いたら良くできた。鋭い感じの目を描きたかったので、目や表情が良く描けた。最近コツをつかんできた。無心で何かも忘れて絵だけに集中している。また大臣賞を狙おうと思っている。」

絵画の講師・阿部正明さん
「徳永さんの絵は力強く、明るくて、将来があるような若さが出ている」

佳作:小柳静枝さんの「おいしい」

佳作:中島光子さん「アスパラ一番」

また、同じ絵画部門では小柳静枝さんの「おいしい」、中島光子さんの「アスパラ一番」が佳作賞に。デジタル写真の部門では竹内ハルさんの作品「カエルの楽園」が金賞、村山千枝子さんの「神への祈り」が銀賞に輝きました。

金賞:竹内ハルさん「カエルの楽園」

銀賞:村山千枝子さん「神への祈り」

伝達式ではセンターを運営する妻有福祉会の蔵品泰治理事長が「それぞれの日々の精進と努力の賜。今後も大きな成果を期待しています」と受賞者を労い、それぞれに賞状とメダルが贈られました。

県知事賞:橋本利夫さん「曹全碑 臨書」

県知事賞:野上忠義さん「見上げる女」

あわせて、去年11月に開かれた県の障がい者芸術文化祭に出品した橋本利夫さんの「曹全碑 臨書」と野上忠義さんの写真「見上げる女」がそれぞれ県知事賞を受賞し、2人に賞状が手渡されました。

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